2009年3月11日水曜日

アルバムについて

(c) Great The Kabukicho



チャリティーCD

CDの売上の一部を
ビルマ市民フォーラムを通して
サイクロン被災者支援のために
寄付します。
A part of the sales will be donated to PFB(People's Forum on Burma)for the people in Burma who still suffer from the damage of the Cyclone.
   
  
2009年4月22日発日
CMCA2023 1,890円(税込 tax included
発売:コモエスタ/コスモスレコーズ
販売:ファースト・ディストリビューション
Released in April, 2009 by Cosmos Records (Comoesta Ltd.)

 アマゾンで買う   コモエスタで買う

   

2008年10月に行われたコンサートのもよう
Live from the charity concert in Tokyo, October 2008 on youtube
 
 
 
2009年5月に行われたタワーレコードでのインストアライブのもうよう
Live from the Tower Records event in Tokyo, May 2009 on youtube 
   

    
 
天才マルチ・クリエイター いとうせいこう

天才ピアノ弾き語り歌手 沢 知恵

天才リミキサーDub MasterX

感動のコラボレーション

 

伝説の夜となった2008年10月

「ビルマ・サイクロン被災者救援チャリティーコンサート」ライブ  



 
1. ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング QUIET
     (いとうせいこう:作詩/沢 知恵:作曲

                /LIVE DUB MIX by Dub Master X)

2. ザ・ライン
     (沢 知恵:作詞/作曲)

3. ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング QUIET
                               instrumental
                            What we can do now REMIX
     (沢 知恵:作曲/DUB REMIX by Dub Master X)

   
電話(固定&携帯)をかければ、通話料のみで曲の一部が試聴できます。
ダイアルQ2などとは異なり、通話料のほかにサービス料金などはかかりません。
電話番号 03-4540-3588

対話せよ!
フリー・アウンサンスーチー!
フリー・ビルマ!



  「あなたの持っている自由を

     持たない人のために用いて下さい」。

              ― アウンサンスーチー







イベント&メディア情報


タワーレコードフリーマガジン イントキシケイト4月号
 いとうせいこう&沢知恵の対談掲載


5月2日(土)タワーレコード渋谷店にて
CD発売記念インストアライブ

youtube でライブの模様を公開中


 出演:いとうせいこう、沢 知恵、Dub Master X
 17:00~18:00
 観覧無料
 タワーレコード渋谷店 渋谷駅徒歩3分

 タワーレコード渋谷店・新宿店にてCDをお買い上げのお客様に先着で「イベント特典引換券」を差しあげます(予約者優先)。
 「イベント特典引換券」をお持ちの方には、イベント終了後にイベント参加特典をさしあげます。
   参加特典: 3人の直筆サイン入りミニ色紙
          フリービルマステッカー
          ビルマポストカード
    ※特典引換はイベント時のみです。

プロフィール


い と う せ い こ う    Seiko Ito
http://www.cubeinc.co.jp/ito/
1961年生まれ。著書に『ノーライフキング』(新潮社)など多数。現在は雑誌「Planted」(毎日新聞社)編集長のほか、「ビットワールド」(NHK教育)などのテレビでも活躍中。一昨年9月のビルマでの僧侶と市民による抗議行動と弾圧後、それをうけて、ビルマの軍事政権に抗議するTシャツをつくる。アースデー2008では、「ミャンマーの軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング」を行い、多くの観客を熱狂させた。






沢 知 恵   Tomoe Sawa 
http://www.comoesta.co.jp/
1971年生まれ。幼いころより日本、韓国、アメリカで育ち、ピアノに親しむ。東京芸術大学在学中に歌手デビューし、現在までに20枚のアルバムを発表している。98年には韓国で戦後初めて公式に日本語でうたい、第40回日本レコード大賞アジア音楽賞受賞。代表曲《こころ》は夏川りみ、アン・サリー、クミコ、佐々木秀実ら多くのアーティストによりカバーされ、平成のスタンダードとの呼び声も高い。




D u b M a s t e r X 
http://www.dubmasterx.com/
1963年生まれ。日本におけるリミキサーの第一人者として、数多くのリミックスを手がけている。エンジニア、DJとしても活躍。藤原ヒロシ、朝本浩文らとの共作多数。いとうせいこうの多くの作品の他、現在はいとうせいこう&ポメラニアンズにも参加している。アースデー2008に引きつづき、「ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング QUIET」に参加。海外でのパフォーマンスも多い。

おもな関連サイト


ビルマ市民フォーラム PFB(People's Forum on Burma)
http://www1.jca.apc.org/pfb/
ビルマの民主化を願う人々により設立されたNGOで、昨年行われたCD収録のコンサートの主催者です。在日ビルマ人との親睦・交流を深める働きもしています。今回のCDのチャリティーはビルマ市民フォーラムを介して寄付されます。  
 

64キャンペーン  64 for Suu
http://www.64forsuu.org/index.php
アウンサンスーチーさんの64歳の誕生日にちなみ、アウンサンスーチーさんを激励し、釈放を求め、応援のメッセージを送ろうというキャンペーンです。


ジェーン・バーキン Jane Birkin
http://www.emimusic.jp/artist/janebirkin/
ビルマ問題について精力的に発言し行動するジェーン・バーキンのインタビュー他、最新アルバム〈冬の子供たち〉収録の《アウンサンスーチー》プロモーション映像が観られます。


ビルマ軍事政権に抗議するTシャツ(カタログハウス)
Charity T-shirt produced be Seiko Ito
http://www.cataloghouse.co.jp/cat_order/tsuhan/burma/index.html
いとうせいこうさんがプロデュースに関わったTシャツです。アンダーカバー高橋盾さんによるデザインです。1枚につき1,000円がビルマ市民の声(ノルウェーの支援を受け、亡命ビルマ人により運営される衛星放送局。テレビ放送は、ビルマ国内で約1千万人が視聴していると言われている)に寄付されます。このTシャツを買って、着て、ビルマの民主化運動を支えてください。


山本宗補 Photo Journalist Munesuke Yamamoto
http://homepage2.nifty.com/munesuke
アジアを主なフィールドとするフォトジャーナリスト。今回のアルバムのジャケット写真は山本さんによるもの。アウンサンスーチー氏への4度目のインタビュー直後、秘密警察に身柄を拘束され、国外追放となる。


ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディングアースデー2008バージョン(youtube)
Live from Earth Day event in Tokyo, April 2008 on youtube
http://www.youtube.com/watch?v=9-Hj-GwkH2I&feature=related
2008年9月代々木公園で行われたアースデーでのもよう。

歌 詞


ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング QUIET
(いとうせいこう:作詩/沢 知恵:作曲/LIVE DUB MIX by Dub Master X)

無抵抗の僧侶を威嚇してはならない
無抵抗の僧侶を殴打してはならない
無抵抗の僧侶を投獄してはならない
無抵抗の僧侶を殺害してはならない
彼らは権力の外にいて、
権力とはまったく別の法にのっとって生きているからである

彼らを威嚇し、殴打し、投獄し、殺害することは「別の法を持つもの」への圧倒的な無理解、圧倒的な暴力であり、つまりは他者の破壊である

そして、我々もまた他者なのだ

無抵抗の我々を威嚇してはならない
無抵抗の我々を殴打してはならない
無抵抗の我々を投獄してはならない
無抵抗の我々を殺害してはならない
我々は権力の外にいて、
権力とはまったく別の法にのっとって生きる自由を常に必ず持つ

我々を威嚇し、殴打し、投獄し、殺害することは「自由を持つもの」への圧倒的な無理解、圧倒的な暴力であり、つまりは他者の破壊である

他者を破壊してはならない
彼らを、そして我々を破壊してはならない

威嚇するな
殴打するな
投獄するな
殺害するな

ミャンマー軍事政権よ

フリー・アウンサンスーチー
フリー・アウンサンスーチー

我々もまた彼らである
彼らはまた我々である

話し合いを拒んではならない
なぜなら、話し合うことが唯一、他者と他者をつなぐ道だからだ
他者と他者がつながれなければ、威嚇が始まり、殴打が始まり、投獄が始まり、殺害が始まる

だから対話せよ! 対話せよ!
そして、対話のためにこそ伝え合え!
言論の自由と、報道の自由はこうして、威嚇と殴打と投獄と殺害を防ぐためにある
対話せよと言い、伝え合えと訴えることは、威嚇と殴打と投獄と殺害の目の前に立ちふさがることだ

ミャンマー軍事政権よ

対話せよ 威嚇するな
対話せよ 殴打するな
対話せよ 投獄するな
対話せよ 殺害するな

対話せよ!

我々もまた彼らである
彼らはまた我々である


A Poetry Reading Protesting Against Myanmar Military Regime
Seiko Ito

Don't threaten the unresisting monks
Don't strike the unresisting monks
Don't imprison the unresisting monks
Don't kill the unresisting monks
They live beyond the power, following a totally different law

Threatening, striking, imprisoning and killing the monks means an overwhelming lack of understanding and an overwhelming violence to 'those who follow a different law'
In other words, these acts will destroy others

And so we are the others, too

Don't threaten us that don't resist
Don't strike us that don't resist
Don't imprison us that don't resist
Don't kill us that don't resist
We are beyond the power, and we always do have the freedom to live under a totally different law

Threatening, beating, imprisoning and killing us means an overwhelming lack of understanding and an overwhelming violence to 'those who keep the freedom to follow a different law'
In other words, these acts will destroy others

Don't destroy others
Don't destroy us as well as them

No more threatening
No more striking
No more imprisoning
No more killing

Myanmar, the military regime
Free Aung San Suu Kyi
Free Aung San Suu Kyi

We are them, and they are us

Don't refuse the dialogue
Dialogue is the only way to bridge the gap between ones and others
If we fail to bridge with each other, that's when threatening, beating, imprisoning and killing will start

So come and talk! Don't give up the dialogue!
Communicate for the dialogue!
Freedom of speech and freedom of press exist to guard us from threatening, beating, imprisoning and killing
Asking for communication and dialogue means blocking off the threatening, beating, imprisoning and killing

Myanmar, the military regime
Dialogue, and no more threatening
Dialogue, and no more beating
Dialogue, and no more imprisoning
Dialogue, and no more killing

Don't refuse the dialogue!

We are them, and they are us

translation by Tomoe Sawa


The Line
(沢 知恵:作詞/作曲)

Where's the line between love and hate
Where's the line between north and south
Where's the line between man and woman
Where's the line between you and me

There's a line, invisible line
Everywhere in this world, everyday of our lives
And it's you
To go over the line, it's easy if you try‘cause the line is you

Where's the line between war and peace
Where's the line between adult and child
Where's the line between black and white
Where's the line between life and death

There's a line, invisible line
Everywhere in this world, everyday of our lives
And it's you
To go over the line, it's easy if you try‘cause the line is you

The line is me, the line is you
There's no line, no line anymore, there's no line


ザ・ライン

愛と憎しみの間の線はどこにあるか
北と南を分けるのはどこか
男と女の間の線はどこなのか
あなたと私を隔てる線はどこか

この世界には、そして日々の暮らしの中には、目に見えない線がたくさんある
その線を乗り越えるのはあなた自身だ
それは簡単なこと
だって線はあなた自身なのだから

戦争と平和を分かつ線はどこなのか
どこからがおとなでどこまでがこどもなのか
白と黒の境目はどこか
生と死の境界線はどこなのか

この世界には、そして日々の暮らしの中には、目に見えない線がたくさんある
その線を乗り越えるのはあなた自身だ
それは簡単なこと
だって線はあなた自身なのだから

私がその線、あなたがその線
もうどこにも線はない、どこにもありはしない

(対訳:沢 知恵)